岳人あびこのホームページへようこそ
個人的に会員同士で安全に登りたい山に登った記録です
△最も端正と云われるステリー湖からの逆さマッターホルン!

 このページは、定例山行を予定していたにも関わらず、悪天候や交通機関の事故、リーダーの体調不良等の事由にて山行が中止と
なった場合の代替山行等を個人山行と位置づけ、会としては非公認、記録としては残らない山行を総称しています。
 定例山行は山行部会に於いて承認された会山行の総称ですが、悪天候等何らかの外的要因で中止になった場合の代替山行は山行
部会で検討することが時間的に不可能ですので便宜的に代替案を山行部長に提出、個人山行としては認められることになります。
 判りやすくいえば非公認山行と云えます。このように山行部会で検討することが出来なかった山行を広義に個人山行、平たくいえば
公式記録のない山行の総称を便宜的に個人山行「気まま山旅」と称します。時間の都合がついて何人かの仲間と連絡を取り合って
岳人あびこの会員同士で急に行くことが決まった山行なども個人山行の「気まま山旅」に含みます。家族や、会社の仲間、或いは
旅行会社などで企画募集している山登りツアーに参加した山行は個人山行として成立しますが、この“気まま山旅”コーナーからは
除外しています。
 

 平成28年 9月11日〔日〕 日帰り 天気:高曇り
 ↓ 中信・四阿山2,354m~根子岳2,207m
 個人山行・気まま山旅

△四阿山と根子岳の鞍部・大隙間からの四阿山〔左後方、右は中四阿山〕         △大隙間からの根子岳

 夏は、体調を崩してダラダラと過ごしてしまい、特に今年の夏は天候が不安定で中止になる山行も多かった。今年一年間は、医師から登山
自粛を命じられていたが、自覚症状がなくイライラしていたところにHさんからお誘い戴いた。私自身は2ヶ月半あまり山とは無縁に過ごして
しまい、スッカリ体力に自信がなくなってしまい、標高差の少ない出来れば四阿山、根子岳が好いとお願いしたところ快く受け入れて呉れた。
 6月の口唇ヘルペスと5月の左耳突発性難聴を医師に相談したところ今年一年間の登山自粛命令を出されてしまったのだが自覚症状がない
から逆にストレスがたまってしまう・・・、身体にあまり負担のない登山なら月一回くらいなら神様だって許してくれる筈と、自分に都合良く判断して
お誘いに乗らせて貰った。飽くまでも自己責任です。
 根子岳、四阿山は意外とバス便が悪く、上田菅平駅まで新幹線、上田からはレンタカーを利用することで決定。夏は北アルプスの花の雪倉岳
~朝日岳、南アルプスの塩見岳~荒沢三山~赤石岳を登って意気軒昂、気力充実の田村、大畠さんが、これで100名山達成予定の北海道
山行が夏の悪天候の影響で中止になったと聞き、お誘いするとOK!本田、中村育、齊田、田村、大畠、大山の6名のメンバーに決まった。
 かなり強力メンバーが揃ってしまい、私が一番にバテそう!上田は、今人気のNHK大河ドラマの真田丸の本拠地だ。


△日産レンタカーで高級車エルグランドを借りる、超静か! △菅平牧場Pに駐車、入山料@200円           △秋の山野草に期待!先ずは宵待草登場


△                                    △アザミもそろそろおしまい                  △お転婆娘!この菅平牧場の柵沿いに四阿山の登山口を目指す


△シャジン                               △菅平牧場は開放的で気持ちが好い!           △                                              


△                                    △                                  △四阿山登山口菅平牧場の牧柵に沿って登る


△お嬢様には白樺が良くお似合いです             △今を盛りのトリカブトを背に                   △マツムシソウとアサギマダラ


△四阿山山頂が見えてきました・・、未だ実に遠い      △オオカメノキの実も真っ赤になっていました        △ウメバチソウ                               


△あっちにもこっちにもリンドウ、リンドウだらけでした    △ヤナギラン                             △群馬/長野県境の四阿山山頂 

 軽井沢辺りは一面の霧であったが上田に近づくにつれて視界も回復、空模様に一喜一憂だ。今回のメンバーは全員が晴れ女、晴れ男なのであまり
天気は心配していない筈なのだが気になってしまう。日産レンタカーは駅から徒歩5分くらいのところで、本当は30分ほど営業時間前なのに開けて
待って呉れていた。車種はなんと!あの高級車エルグランド!を本田さんのお陰で用意してくれた。坂道での加速も気持ちよく、超静か!後部座席の
皆さんの会話も全く違和感なく聞こえた。
 上田駅の標高600mから1500mの菅平まで900mの標高差を実に気持ちよく登って呉れた。時間にして30分少々かな?菅平牧場管理事務所
入り口で入場料@200円を徴収される。駐車料金でなく入山料として一人200円だ。さすがに信州人は頭が良い。駐車料だと1,000円取るのに
「高い」と思われるが入山料として一人200円なら誰もが納得して払える好い金額だ。
 登山が好きな割には歩くのが苦手で、駐車場も登山口に出来るだけ近いところまで行ってしまう。登山口にはきれいなトイレと登山申請書ポストが
設置されていた。根子岳登山はここから直上するが四阿山の私達は右に折れて牧柵が曲がるところまで舗装道路を歩く。
 初秋の高原は爽やかで、夏の名残りというのか初秋を彩る草花が咲き乱れている。広々と気持ちの好い菅平牧場の牛や羊が緑の牧草を食んで
いる。ヨーロッパアルプスの牧場も森を切り開いてあの雄大なアルム或いはアルプと呼ばれる牧場を創ったのと同様にこの菅平牧場も言語を絶する
苦闘の末に勝ち取ったのだろう。
 女性軍は全員が健脚組なので頑張らなくっちゃ。牧柵に沿い、花を愛でながら暫く歩くと「四阿山登山口」の標識が現れた。森の中へ登山道は登っ
て行く。白樺林が続き、リンドウや、春は、白い花を付けていたオオカメノキが今は真っ赤な実を付けて私達を迎えてくれていた。それにしてもリンドウ
が無造作にあちこちに咲き誇っている。いつまで経っても花の名前はさっぱ頭に入ってこないが、それでも色とりどりの草花に迎えられるのは嬉しい、
そして愉しい。 小沢を渡った。夏にはアザミの蜜を吸うアサギマダラを見かけたが今日はマツムシソウの蜜をご馳走になっているアサギマダラを見
つけた。珍しく4羽もいた。私個人のアサギマダラ観察の北限は東北の月山山頂で、南限は屋久島だ。独特の渡りの壮大な記録がアサギマダラを
有名にしているが、一個体としてみても鮮やかな美しい蝶で、私は大好きだ。
 ・・・・やはり苦しい・・・。ギブアップする前に「休憩しましょう」の一声を待っているのに・・・、この調子だと四阿山の往復になっちゃうかな?それでは
申し訳ない、今日の先頭は育子さん、彼女はペース配分がゆっくりめで、遅くても早くても超早くてもいい人だが、今日のペース配分は私に合わせて
ゆっくりだ。感謝。「衣料調整しますか?」待ってました!待ちに待った最初の休憩だ。今日は試しにミネラル塩をペットボトルに入れてきた。これが
滅茶旨!汗を拭き出発に備える。苦しかったけれどまだ座り込まないで立っていられる。全体的に傾斜が緩い所為か足の付け根の筋肉をトレーニ
ングしているお陰か、足を引き上げる動作はそれほど苦しくない、肺活量の問題かな?出来るだけ深呼吸をして酸素を全身に巡らせた。
 いつもなら私達を追い抜いて行く登山者が多いのに今日は、私達の出発が遅い所為かまだいない。最初の難関は小四阿だが何とか乗り越える
ことが出来た。わずかな下りなのだが、苦しいときはそれも勿体なく思えてしまう。皆さん、私を労って呉れるのは有り難い、甘えて四阿山往復にし
ちゃおうかな?育子さんが今日、下山して柏で友人と逢う約束しているという。やっぱり四阿山往復の線だな。俺から云い出さなくてもそうなるな?
 しかし中四阿に差しかかって遂に限界だ、「リーダー、Give me 5minutes」となってしまった。ヨーロッパアルプスのガイドは殆ど休んで呉れないので
苦し紛れにこのGive me 5minutesをやってしまった。ガイドを頼むときから我々は年寄りなので出来るだけゆっくりお願いしますと、くどいくらいに頼ん
でおいたので大笑いしながら休憩を取って呉れたのを思い出してしまった。「好いわよ、5分じゃなくても、10分にしましょう」、本当に優しい!降りて
くる皆さんと擦れ違うようになった。中四阿をどうにか超え、いよいよ四阿山だ。根子岳の分岐に着いた。此処で荷物をデポして行くものとばっかり
思っていたのにトホホホ・・・・・、「山頂でランチするのでザックはデポしません」とリーダーの非情なお言葉でした。根子岳の草原に覆われた優しい
山容が美しい。樹林限界になり、コメツガ?の林になってきた。冬にはこれがモンスターになって素晴らしい筈なのに、とにかく頑張るしかない。
 新しい神社が現れ、ここが四阿山の山頂?山頂の標識もない・・・、取り敢えず此処で昼食に決定。助かった。もう、100mだって歩けなかったかも
しれない。私達を追い抜いて行く人、降りて来る人が山頂近くになると増えてくる。降りてくる皆さんは、マイカーで出発が早く、早々に下山して来ている
ようだ。嬬恋高原のゴンドラを使って群馬県側から登って信州側に縦走して来る団体の皆さんもいた。やはり、此処は本当の山頂ではないようなので
三角点を探しにもう暫く登ってみることにした。何のことはない直ぐ近くに朽ちた神社と山頂の標識があった。本当の山頂は展望も良く、賑わっていた。
 げんきんなものでお昼を食べて一休みすると気持ちだけは元気を取り戻して、あのなだらかな根子岳までなら足を伸ばしてみたいと思ってしまう。
 「大山さんはどうする?」此処で下山してしまうか、根子岳まで行くかの選択は私に任されてしまっているようだ。「育子さん、このペースだと柏に着く
のは20:00を回っちゃうかもしれないよ」、「下に着いた時点で連絡がつくから私は大丈夫」、「俺は皆について行きます」、皆、心配そうに私の顔を
眺める。根子岳に登ってあとはズーッと下り、なんとかなるさ。四阿山から鞍部の大隙間まで標高差300mほどの下りで200mの登り直しなら苦しく
ても何とか頑張れるに違いない。


△                                    △シラタマの実                           △根子岳への分岐


△大隙間の草原から根子岳の山頂               △樹林帯に入れば直ぐに岩場だ                △頂上につながる岩場


△見た目ほど悪いところはない                  △お嬢さん達は軽々と岩場を突破する           △そして遂に根子岳頂上をGet!頑張った甲斐があった

 根子岳分岐点からはかなり大きな段差の続く、滑り易い急坂だった。それでも登りに比べれば遙かに楽だ。慎重に一歩一歩足を伸ばして下った。
 お互いに声を掛け合い、随分と長く感じたが漸く樹間に草原が見えてきた。もうひとがんばりだ。見えてからも長かった。大隙間の笹原に出た。
 別世界に飛び出したような感動だ。暗い深い何も見えないコメツガの樹林帯から突然明るい開放的な笹原に飛び出し、スッカリ気持ちが良くなって
しまった。緩やかに続く根子岳のこの斜面なら大丈夫と思って一気に登り始めたが、やはりどんなに緩やかそうに見えても登りは登りで、下りと大違
い!直ぐに呼吸が乱れてきてしまう。本当に情けない!「二ヶ月も登ってないんだから仕方ないわよ」とは仰ってくれても情けないことに変わりない。
でも頑張った。最後の岩場を乗り越えて気持ちの好い草原を暫く行くと石ころだらけの広い根子岳の山頂だった。こちらには何組かの皆さんが寛い
でいた。本田さんが市民登山の時に間違って降りてしまった登山道を懐かしそうに眺めていた。
 草原と白樺林の気持ちの好い道を一気に降りれると思ったが、石がゴロゴロとした意外と歩きにくい道に苦戦を強いられた。疲れ切った足には
長い道であった。スキーで下ったときはホンの十分も懸からなかったのに!
 菅平牧場の緑の草原が眼下に展開し、牧柵が現れてくると登山口だった。
 二度と乗れないかもしれないエルグランドに乗り込み、先ずは上田菅平駅に直行する。細かいところは兎も角、本当にナビなんて素晴らしいものが
出来たのは助かる。方向音痴の私は感謝の一語に尽きる。育子さんを上田駅で降ろし、レンタカーを返却し、駅傍の居酒屋で残された私達は反省
会!ガラガラで他のお客様は来ない様子。ついつい長居をしてしまったが新幹線の時間に合わせて出発。雨にも降られず、秋の山野草に囲まれた
久しぶりの愉しい山行に感謝。二ヶ月もダラダラ過ごすと自分が辛いだけでなく、他の皆さんに迷惑をかけてしまうことになるので日帰りで好いから
月に最低2本は山に行かなくてはいけないという教訓でした。15日からの定例山行・飯縄山・黒姫山にはこのメンバーの殆どが参加するので少しは
トレーニングになって欲しかった。





 平成28年 6月19日〔日〕~30日〔木〕 12日間
↓ ヨ ー ロ ッ パ ア ル プ ス 登 山 と ト レ ッ キ ン グ
           シャモニー、ザースフェー、ツェルマット、グリンデルバルド
 個人山行・気まま山旅
  

△アラリンホルン登頂〔中央左の尖峰はマッターホルン、右はモンブラン〕            △プランドエギーユトレッキングの終着・モンタンベールからのグランドジョラス北壁

 昔、同じ山岳会で頑張っていたご婦人が昨年〔平成27年〕モンブランに登ったと聞き、今年は、私達が帰国したあとにマッターホルンも登ったと連
絡が入った。私にはモンブランやマッターホルンはチョット無理であっても昔の山仲間が活躍したアルプスの山々を間近に眺められる山に登ったり、
トレッキングに行きたくなった。観光では何度も行っているが登山も含めてトレッキングで行くのは初めてなので慎重に計画を立てた。声を掛けると
いうか個人山行で会に計画を提出した段階で話が広まり、大畠、中村育、本田、齊田、高橋富、矢澤、北田、大山の8名が参加することになった。
 4,000m級の山を2座登る他トレッキングコースを数本計画していることに色々と批判めいた話もあったが、実力をわきまえた計画にした心算り
であったのでそうした批判はヨーロッパアルプスの難しいルートばかりが頭にある皆さんの考えなので、無視することにした。
 今年のヨーロッパアルプスは日本と逆に大雪で、トレッキングコースも閉鎖されていたり、注意勧告コースも多数あるとのことだ。
 ヨーロッパは登山に限らず「自己責任」思想が徹底していて自己判断を尊重しているので、コースの難易度の事前チェック、現状チェックが欠かせ
ない。実際にすべての登山コースを知るなどということは不可能で、登る人がチェックするのが一番だ。それを更に徹底しているのがスイスのガイド
制度で、難易度の高い山に登る場合にはテスト登山が義務づけられ、その時点で体力、技術力をチェックされて初めて目的の山への同行が決定
される。タレントの井本がマッターホルンやアイガーに登る時にテスト登山を実施しているのでご存知の皆さんも多いと思う。ガイドの自己防衛という
ことも考えられる制度だ。これに納得できない場合、ガイドレスで登ってもそれを強制的に中止させることはない。「銀嶺の人」で紹介されるように日
本人の皆さんがヨーロッパ三大北壁に登ることを制限する動きは全くない。あくまでも「自己責任」だからだ。今回の山行は安全な山、トレッキングコ
ースを選択した心算りではあったが、日本の山では経験することが難しい真夏の雪山登山は日本の冬山で経験するしかない。出発まで毎月、雪山
山行を実行し、雪山の経験を積み、雪山の楽しさ、怖さ、注意点等々を学んで貰った。トレッキングコースと雖も北アルプスや南アルプスを歩くくらい
の技術が要求されるコースも少なくない。唯、日本の登山と違うのは登山電車やゴンドラ、リフト等の交通機関が日本とは比較にならないくらい山頂
まで四通八達しているので、これを利用すれば私の苦手とする登りの負担はかなり軽減できるのが有り難い。季節的な注意点としては6月なので、
残新雪状況だ。雪がなければ登山道がはっきりしているので迷うこともなく安全にヨーロッパアルプスのパノラマを、高山植物を愉しむことが出来る
が、雪の状態によってはトレッキング道が隠れてしまってルートフィンディングがかなり困難になることが十分に考えられる。残雪の場合は、雪が締ま
り歩きやすく、トレースも残されているケースが多いので比較的安心できるが、日本の山と同じ標高であっても雪線が低いヨーロッパアルプスのトレッ
キングコースは新雪の可能性も考えられ、新雪はルートを隠してしまう上に、柔らかいので歩きにくい。新雪の場合はコースによっては「中止」も選択
肢になる。
 今回の山行は、SL大畠、通貨交換を伴う複雑な会計は銀行出身の北田、記録は高橋富、総括リーダーは大山、地域ごとにシャモニーは矢澤、中
村育、登山予定で情報不足のザースフェーは大山、北田、ツェルマットはスキーで良く行く齊田、本田、グリンデルバルドは大畠、高橋富がそれぞれ
仕切ることになった。

  6月21日〔月〕 快晴
 ↓ シャモニー・プランドエギーユ ~モンタンベールトレッキング


△モルゲンロートに輝くモンブラン                △バレブランシェの大氷河を渡る卵三兄弟、中央はモンブラン  △イタリア側エルブロンネルからのモンブラン


△ミディからバレブランシェへのアプローチの急坂      △同左の尾根、スキーを担いでいる人も           △シャモニー針峰群とカール状の大氷河

 本田さんが高山病に罹ったことがあると云っている。涸沢で頭痛がしたようだ。富士山ではどうだった?と、訊くと、何でもなかったと、返ってきた。
 高山病じゃないといくら説明しても、そのときのリーダーにそう云われたようで、本人は堅く高山病だと信じ込んでいるようだ。
 シャモニーに到着して二日目、今日の予定は高度順応を兼ねてラック・ブラン〔白い湖〕トレッキングの予定であったが朝起きて、表を見ると快晴無
風だ。この快晴を活かす山行は?ラック・ブランはモンブランからグランドジョラスの大パノラマを目の当たりに出来る素晴らしいコース、でも北田、大
畠、大山の三人を除いてシャモニーは初めての皆さんにエギーユドミディからのモンブランの大展望、そしてなかなかチャンスに恵まれないイタリア
側のエルブロンネルへのバレブランシェの大氷河をゴンドラで渡る大景観を知っているのは大山しかいない、明日も天気予報は良さそうだがその日
になってみないと判らない、どっちを取るか?サブリーダーの大畠さんに相談する。彼女は楽天的だから「任せますよ」といとも簡単に仰る。私はリー
ダーというだけで何でも決められるというのは間違いだと思っている。皆さんの意見が割れたとき、安全最優先で即急の決断をしなくてはならないとき
等にリーダーの判断と決断が必要と思っている。
 早めにオープンしてくださったレストランに皆さん、集まってきた。ざっくばらんに今日の天気とコースの選択についてお話をした。高山病に不安のあ
る本田さんはラック・ブランコースに行き、高度順応をしたいと云ったが他の皆さんはミディに行くか、リーダーに任せるとの意向だった。大畠さんも北
田さんも本当は初めてのコースであるラック・ブランコースに本心は行きたかったと思うが、ミディからのあのパノラマは是非、皆に見て貰いたいと云
う気持ちから仰ってくださったと思う。私は本田さんの高山病は高山病ではないと確信していたので今日のコースは、エギーユドミディに登り、風がな
ければイタリア側のエルブロンネルを往復し、ミディの中間駅であるプランドエギーユ2,301mからシャモニー側のミディの針峰群の麓を捲くようにモ
ンタンベール1,913mへ下る標高差400m、6.5km、約3時間半のトレッキングコースに行くことに決めた。条件は、プランドエギーユの出発が
13時以前であることだ。モンタンベールからシャモニーの終電車17時発に間に合わせなくてはならない。暗くなるのが22:00頃なのにすべての交
通機関の終電が速く、始発が遅いのがネックだ。

 朝一番のロープウエイに乗ることが出来た。それでも8時だ。皆さん、あまりの素晴らしい景色に大騒ぎだ。本田さんも何事もなかったように大パノ
ラマに感激している。プランドエギーユ2,301mで乗り継いで念願のミディ3,777mに向かう。もう富士山よりも1m高い標高だ。ゴンドラというより
もまるでエレベーターに乗っているようにミディの岸壁に沿って一気に高度を上げて行く。アルプスという観光資源を最大限に国益に結びつけるため
には中途半端な開発、自然保護という世論を抑え込んでの大開発事業だ。まあ、凄いというよりも凄まじい事業だ!スケールが違う。ミディに着いて
も本田さんはケロッとしている。本人はスッカリ高山病の症状を忘れているようだ。好いことだ。直ぐにイタリア側に渡る卵三兄弟のロープウエイに乗
り、イタリア側のエルブロンネル3,460mへ向かう。風もなく快晴で、モンブラン始めシャモニー界隈のアルプスの山々が惜しげもなくその全容を見
せてくれている!山々の雪が凍って、大斜面をずり落ちながら広い谷で合流、厚みを増して更に広く大きな谷に成長し、谷を削りながら低い谷にゆ
っくりとゆっくりと流れ、傾斜が強まるとまるで滝のようになり〔懸垂氷河〕、氷河の流れにばらつきが出て氷河に裂け目・クレバスが無数に走る。
 バレブランシェ〔白い谷〕の名前通りだ。更にこの大氷河はメールドグラス〔氷の海〕とも呼ばれている。その通りだ。一面、白い谷であり、氷の海で
あった。皆、納得してしまう。女性的な優雅なモンブランがイタリア側から見ると岸壁に囲まれた荒々しい男性的な山容に変わる。
 山は天気次第だ。イタリア側のエルブロンエルは標高で約250mエギーユデュミディよりも低いが、モンブランは黒々とした岸壁が峙ち、バレブラ
ンシェの大氷河によって削り取られた岸壁群が迫力満点であった。
 慌ただしくはあったが、十二分にアルプスの大パノラマを堪能してミディに戻り、プランドエギーユ2,301mに降り立った。山小屋があり、山小屋の
脇からモンタンベールのトレッキングコースが始まっているのを確認した。一面の新雪に覆われ、ルートフィンディングにかなり苦戦しそうだった。
 日本だと山小屋の親父さんは山のベテランでその周辺のことは熟知しているのが通常だが、言葉が通じないこともあってルートのことを訊いても
殆ど判らなかった。新雪に覆われているが遙か下の方に雪の切れたところに道が続いている部分が確認できた。そこを目指すことにする。
 

△プランデエギーユの山小屋からいざ出発            △エギーユデミディの岩峰群を背に雪原を行く        △かなり急斜面のトラバースもありました

 滅多にない好天気に、女性軍は日焼け止め、全員サングラスを確認しGo!大山が先頭でトレッキング開始する。それにしても先ずは絶好の登山
日和に感謝。雪が溶けるとこの辺り一面がお花畠になるんだろうな?雪は腐っていて所々膝くらいまで潜るので慎重に下る。急なトラバースもあるが
皆、ストックを纏めて身体を保持しながら上手に降りてきた。トレッカーは、この辺りはめいめい適当なところを歩いているようで、はっきりしたトレー
スは見つからない。標高でいうと出発点のプランドエギーユが2,301mでこの雪だから先が思いやられる。強いて云えば涸沢小屋辺りで約2,500
mだから殆ど同じに考えることも出来るが実際には、こちらの方が標高でプラス500mくらい高いと思えば間違いない。同じ時期の涸沢をはじめと
した日本の北アルプスの雪は雪渓或いは雪田状態になっているので堅く歩きやすい。こちらは新雪だから雪が柔らかく我々には歩きにくい。涸沢の
雪渓とは雪の質がかなり違うがそれだけ最近に降った雪ということかな?・・・。これがヨーロッパアルプスのトレッキングなんだろう。特に雪の多い
シャモニー界隈のトレッキングコースは条件としてはどこも同じに違いない。雪の消えた斜面の道を確認してそこを目指す。カール底のような地形の
大岩が散乱する湿原とおぼしきところに出た。雪解けの小川が流れ、イワカガミによく似た紫色の花が咲いていた。振り返るとモンブランをはじめと
してミディから続く3,800mクラスの大岸壁の山々が壁のように続いている。シャモニーの町から見るとミディを中心にそびえている岩峰群だ。今の
ところトレッカーはいない。適度に休憩を取るが、終電車との兼ね合いがあるので早く歩けるところは早めに歩くように心懸けた。標識が現れたが
雪に殆ど埋まっている。今日行く予定にしていたラック・ブランの方向もよく見えたがこちらと標高はほぼ同じなのに殆どが分厚い感じの雪に覆われ
ていた。トレースが付いていれば雪道は好いのだが、トレースがないと一気に難コースに変身してしまう。灌木帯に入り、ほぼ雪はなくなり、はっきり
した山道になってきたのは嬉しい。ホッとする。何組かのトレッカーが私達を追い抜いていった。所々に巨大な真っ平らなモレーン状の大岩が点在し、
座り心地の好い椅子を提供してくれている。勿論、小休止。
 落葉松の林が現れ、道が尾根を捲くように右に曲がり、尾根を乗り越えるところでものすごい高さの岩峰が雲の中に現れた。ドリュに違いなかい。
皆、大喜びで見上げる。義兄がこの西壁を登っている。新田次郎の「銀嶺の人」の舞台にもなっている。標高差900mの大岸壁だ。アルプス三大
北壁は岸壁との戦いというよりも氷との戦いが殆どとなるがこのドリュ西壁はアルプス随一を誇る岸壁登攀が楽しめるので人気が高い。ドリュが見
えると、もうモンタンベール1,913mは近い。左手に石造りのホテルが見えた。登山電車が登って来ているのも見えるようになった。「着いたわよ!
」嬉しそうな声が先頭を行く本田さんから聞こえてきた。左手に見える筈のドリュは雲の中、正面に黒々とした岸壁のダンデジュアンが聳えている。
 もうチョット行けばグランドジョラスの北壁が見える筈だ。「凄い、凄い」と大喜びだ。写真が苦手な皆さんも一斉にパチパチ写真を撮り始めた。標
高差約400mのトレッキングの終着駅だった。本田さんの高山病はどこか行ってしまったようだ。最終一本前の登山電車でシャモニーに降り、駅か
らホテルまで徒歩5分ほどでした。初のトレッキング成功を祝して市内のイタリアンレストランで祝杯だ!
 今日一日に☆を付与すると?無条件に素晴らしい一日に感謝、☆☆☆☆☆ファイブスターを進呈!


△雪原を抜けるとカール状の湿原の大岩で一休み     △イワカガミとは違うな?                    △標識も雪に埋もれていました


△太陽で暖まった大岩は気持ち好い、背景はモンブラン  △トレッキングもいよいよお終い、ドリュの尖峰が雲の中に現れました △ドリュと対峙するように聳える巨峰ダンデジュアン


トレッキングルートの全容です                 △メールドグラスの氷河とグランドジョラス北壁を背に    △アルプス三大北壁のグランドジョラス北壁の圧巻!



 平成28年 6月23日〔木〕 天候:快晴
 ↓ アラリンホルンAllalinhorn4,027m


△アラリンホルン、表層雪崩のあとがよく判ります                       △クレバスの縁を歩き、絶景の山頂を目指す

 アラリンホルンはヨーロッパアルプスの中で一番易しい山のひとつといわれている。私達が登るのだから易しい山には違いないが、“ヨーロッパア
ルプスの醍醐味を味わいながら”の一文が抜けているのではないかと思う。こうしたヨーロッパルプスらしくて易しい山というのは私達のようなタート
ル登山隊には本当に有り難い存在だ。
 シャモニーから縦型カニ族スタイルで「モンブラン特急」の展望車に乗ってスイスとの国境の町バロルシンBallorcineで列車を乗り換え、国境を越え
マルティーニMartygniへ。ブドウ畑が多く、良質のワインの名産地として知られているようですが、スイス産のワインの殆どは国内消費されてしまい、
輸出はされていないようです。マルティーニから幹線鉄道に乗り換え、フィスプVispで再び下車してポストバス〔郵便バス?〕で今日の目的地ザースフェ
ーに向かう予定だ。ところがこの日のリーダー大山がこの車中で居眠りしてしまい、気がついたときはナンと隣のブリーク駅だった!大慌てで飛び降
りインフォメーションセンターに飛び込み、接続の列車をチェックして大慌てで停車している列車に飛び乗った。一駅のフィスプ駅で下車、接続のバ
スを探す。未だ、着いていないようだがかなりの人が待っている、こればかりは仕方ない、並んで待つ。日本のバスよりも一回り大きな黄色いバス
が入ってきた。バラバラではあったが全員辛うじて座ることが出来た。冷や汗の一瞬で慌ただしかった。標高2,000mのザースフェーへは山道を
曲がりくねりながら登って行く。沿線は山野草が満開で目を楽しませて呉れた。タートルチームなりに素早い行動でナンとか今日の危機を脱出する
ことが出来た。乾杯しなくっちゃ。


△モンブラン特急の展望車へカニ族が乗る          △ご機嫌                              △緩やかな斜面の殆どはブドウ畑、果樹園が延々と続く


△郵便馬車時代の名残のポストバス             △沿線は花盛り                          △村にジーゼルの排ガスが入らないように巨大な密閉式バスターミナル    

 前日にガイド事務所に行き、予約の確認と装備の確認をした。兎にも角にも我々の平均年齢は68歳、タートル登山隊なので、ガイドさんはあまり
元気な方でなくて結構、山行中は適度に休憩を取ってゆっくり歩いて欲しいと、お願いした。事務所の方は「判りました」とは云っていたが笑っていた
。こんな注文を付けるお客さんはいないんだろうな。明日の天気も良さそうだ。シャモニーで、プランドエギーユ~モンタンベールのトレッキングで、グ
ランドジョラスの北壁を夏、冬登っている旅行会社の方も明日も明後日も良い天気だよと、太鼓判を捺してくれたのだが明日のプランドエギーユトレ
ッキングは快晴に恵まれたが、残念ながらラックブラントレッキングは小雨、ゴンドラとリフトでアンデックスとフレジェール迄は登ったけれど、一面の
雪とガス、小雨の悪条件にルートが全く判然とせず、中止した。・・・という訳で天気予報はあまり信用しないことにしている。
 ホテルの前の運動具店が用具のレンタルをしていることを教えて貰い、必要用具をたどたどしい英語で借りる筈の交渉がいつの間にか買うことに
なっていたり、語学では毎々悪戦苦闘だ。取り敢えず用具の準備は整った。今晩は登頂前夜祭だ。ザースフェーの村は、尾根ひとつ隔ててツェルマ
ットだ。年間を通してのスキー場が売りで冬場は活気づくのだが、その他のシーズンはどうしてもマッターホルンのツェルマットに取られてしまうので
夏季サービスとしてホテルは二食付き、ロープウエイも無料サービスで観光客の誘致に積極的だ。スイスでの最高峰のドームが黒々とした双耳峰
が聳えているがどうもマッターホルンと競争するのは分が悪いね。
 私達の宿泊するクリスチャニアホテルはご夫婦で、厨房は息子さんに任せ、殆どは奥さんが切り盛りしているようだ。食事はとても美味しそう!前
夜祭は前夜祭で乾杯して明日、登頂に成功すれば又、祝杯を挙げなくっちゃね。きれいなお月さんがアラリンホルンを照らしていた。明日は晴れる
に違いない。


△古民家群と道祖神                        △アーベンドロートのアラリンホルン                △標高3,000~3,500mを走るアラリンメトロ  


△ミッテルアラリンからのアラリンホルン、山腹を雪崩のあとが見える △本田さん、厚着じゃない?             △クレバスの縁で休憩、氷の層が一年間の積雪だそうだ


△山頂を目指す                          △尾根を回り込むと尾根ひとつ隣のマッターホルンが現れた  △ツェルマットで登る予定のブライトホルン、右にKl.マッターホルン 


△十字架の立つ山頂へのリッジを行く              △アラリンホルン山頂                       △後方はアルプス第二位のモンテローザ


△頂上をチョット下ったところで大休止             △大斜面を下る                             △氷河の縁を登る


△リタイアした本田さんが迎えに                 △ミッテルアラリンの回転レストラン                △ホテルクリスチャニアのご主人と

 ゴンドラの駅でガイドさん二人と待ち合わせた。若くて元気のありそうなお二人だ。この山はガイド一人で6人のお客さんを連れて行くことが出来る
と云うことはそれだけ易しい山の証明と云うことにもなる。安心すると共にチョット寂しい気もする。ユンクフラウ、メンヒなどは一人のガイドで2名まで
になっている。地下鉄を乗り継いでミッテルアラリンに登り、暫くは整備されたサマースキー場の雪道を歩くが、本田さんが体調異常を訴える。本当
に高山病?本人は大事を取って此処で待つと云う、高山病だったら下山するしかなく、治まらないようだったら下山してホテルで待つように指示。非
常に残念だ。
 残された7名でアイゼンを装着し、登山準備を完了。4~5m間隔にザイルを繋ぎ出発だ。ガイドはザイルの張られ具合を身体で感じながらピッチ
を加減してくれているようだ。
 ルートはアラリンホルンの雪崩の跡のある斜面を大きく捲いて安全な緩やかな斜面を登っている。1kmほどほぼ平坦な巻き道を歩く。ザイル間隔
が4~5mは苦しい。同じ間隔を維持しながら登るのは同じペースで登ることになるので結構キツい!
 アルプスの大景観に浸りながら氷河の縁を登ったり、雪崩の跡を見ながら登ったり、易しい割には変化に富んでいるルートの所為か多くのパーティ
が登っている。人気のコースのようだ。20~30cmほどの新雪で気持ちが好い。アイゼンが小気味よく食い込み、日本の新雪のようにアイゼンに
お団子になることが全くないのは有り難い。広大な真っ白な斜面で、クレバスの脇で小休止、クレバスさえなければ山ノ鼻から樹林限界を超えて至
仏山に登る感じだ。標高差だけでいえば岳人あびこの創立20周年記念山行の至仏山の方が倍くらい〔約800m〕あることになる。スタートの標高が
3,500m、足並みはなかなか元気で、酸素不足の感じは全くなさそう。真っ青な空に純白の新雪、それは何物にも替え難いアルプスの贈り物だ。
 やがてジグザグに登り始めた。山頂近くなり、傾斜が増してきた。
 マッターホルンだ!フッと頭を上げるとあの特徴のある円錐形のマッターホルンが目に飛び込んできた。その右隣はチョット遠くになるがアルプス
最高峰のモンブランも見えていた。最高だね!お天気は良く、風もなく、まるで小春日和の絶好の登山日和になってしまった!振り返るとあまりに近
すぎてなんとなくしか見ていなかった高い山がアルプス第二位のモンテローザだった!真っ黒な岸壁が?ツェルマットから登る予定のブライトホルン
だ!こっちから見えるブライトホルンは岸壁の山でとても私達の登れる山ではなさそうだが、ガイドがチラッと、あの裏側から登るのでアラリンホルン
よりももっと易しいよ!と教えてくれた。そのときに使った英語がVery Very Very easyだった。まさかVeryが三個も出てくるとは思いませんでした。
 たくさんの人たちが休んでいる。アラリンホルンの山頂の十字架が見えて来た。山頂に続くリッジに取り付いた。十字架が近づいてくる。マッターホ
ルンもモンブランも近づいてくる。マッターホルンの山頂にも同じ十字架が立っているんだ。着いた!全員で確りと握手!後続が控えているので大
急ぎで記念写真を撮る。10人近いメンバーが一緒に立つにはチョット狭かったが、押し合いへし合い、ぐっと抱き合うようにして写真を撮った、後続
の人には申し訳なかったけれど、グループをチョット分けてマッターホルンが見える隙間を創ってそこにマッターホルンを入れて登頂記念写真をもう
一枚!
 意気揚々に登って来たリッジを辿り、大斜面の肩の広場?で大休止だ。ガイドお二人も、こんなに喜んでいる登山客は見たことがないという表情
で我々を嬉しそうに見てくれていた。本当にこんな易しい山でも嬉しかった!
 今の私達には丁度好い山だったかな。山は先ずは本人の体調、次いではこのお天気だ!
 ゆっくりと下山する。シャモニーのプランドエギーユトレッキングの新雪とはまるで違った本物の新雪だった。あちらは季節外れの大雪で湿った日本
の春山で経験する雪の感じだったが、こちらは冬山の雪に近い気持ちの好い雪だった。此処でも、登りよりも下りの方が全然楽ちんで、鼻歌が出て
きてしまう。やがてマッターホルンも、モンブランもモンテローザも山の陰に隠れて見えなくなった。
 取り付きの辺りに本田さんが歩いてきているのが見えた。ご自分の無念さを押し殺して抱き合い、握手攻めで登頂を喜んでくれた。ガイドさんお二
人はザイルを解くとアッと云う間に「Thank you、Have a Nice Day」を言い残して降りていった。
 本田さんの案内で、ミッテルアラリンの回転レストランで祝賀ティーパーティだ。数日後に行く予定のアイガー、メンヒ、ユンクフラウ、それにアルプス
最長のアレッチ氷河も見えていた。
 今日一日に☆を付けると、残念ながら本田さんのリタイアがあったので☆☆☆☆フォースターを進呈!


 平成28年 6月24日〔金〕 天気:快晴無風
 ↓ 逆さマッターホルンのステリー湖、古民家群のフィンデルン村
 気まま山旅

 ザースフェーからツェルマットへの移動日、天気が良く〔無風快晴〕、ゴルナーグラートに登山電車で登る予定であったが急遽〔臨機応変〕、地下鉄で
スネガ経由2,571mのブラウヘルトへゴンドラで登り、逆さマッターホルンで有名なステリー湖から古民家群のフィンデルン村トレッキングに、今日の
リーダー齊田さんにお願いして変更して貰った。ゴルナーグラートからの展望も素晴らしく、どちらにするか甲乙付けがたいのだが、逆さマッターホル
ンを見るためには「無風快晴」が絶対条件だから・・・・・。


△新雪の付着も実に素晴らしいステリー湖の逆さマッターホルン                △フィンデルン村間近、こんな好天気に恵まれて申し訳ないような気持ちになってしまう


△スネガへの地下鉄                        △ブラウヘルトからのマッターホルン                 △リンドウの仲間でしょうか、紫が鮮やか







 地下鉄に飛び乗り、マッターホルンの大パノラマを愉しみながらブラウヘルトに着いた。ここからロートホルンへのゴンドラは運休中なので直接、ス
テリー湖への道を取ることにした。それでも好天に恵まれ、マッターホルンの端正な姿が見事だ。さすがに人気スポットだけあってトレッカーの姿が多
い、日本からの皆さんも我々を含めて多かった。緩やかな登りとアップダウンだが殆ど平坦な巻き道感覚なので楽ちん!多くのトレッカーが朝一番で
登って来ているようだ。我々は遅い方なのか我々の後からは殆どトレッカーの姿はない。うまくすると逆さマッターホルンは貸切かも!いくらか道が登
り気味になってくると遠くの丘の上に山小屋が見えてきた。ランチを予定しているフルアルプFlualp小屋だ。モレーン状の岩が多く見られるようになると
高山植物も目に付くようになってくる。ヒョコッと湖の畔に飛び出した。未だ、湖畔には写真を撮っている皆さんがいたが同じ逆さマッターホルンで超
有名なリッフェル湖の比ではない。静か!北田さんは昨年、奥さんとゴルナーグラートからリッフェル湖にトレッキング?して好天に恵まれ、逆さマッタ
ーホルンをGetした写真と比べている。そう、有名で簡単にアプローチできるのはリッフェル湖なのだが、リッフェル湖はマッターホルンの東壁側が殆ど
となるのに対してステリー湖はマッターホルンの東壁と北壁を分けるヘルンリ尾根が丁度良い案配に東壁と北壁のほぼ真ん中に位置して見えるので
実にマッターホルンが端正に見え、更に条件、無風快晴が整えば逆さマッターホルンとして眺めることが出来る。敢えて“気まま山旅”のメイン写真に
選ばせて貰ったのがこの写真です。将に逆さマッターホルン出現のすべての条件が満たされた一日でした。善男善女、晴れ女、晴れ男総動員の成果
でした!
 又々、皆さん大喜びで、写真をバチバチ撮り始める。ホンの少々微風が吹き、マッターホルンが揺れているが辛抱強く待ち、風がやんだ一瞬を狙っ
てゆっくりとシャッターを押し込む!年賀状用かな?小魚も、鱒のような大型の魚も泳ぎ、透明度もそこそこ、それは素晴らしい。たっぷりと撮影時間
を取り、一段落付いたところで上方のフルアルプ小屋を目指す。なんと云っても此処に辿り着かないと今日のランチにはありつけない。頑張らなくっ
ちゃ。


△Flualp小屋、山小屋というよりもプチホテル          △額縁入りのマッターホルン                     △とてもおしゃれなホテル山小屋で、次回には泊まってみたい!


△ステリー湖逆さマッターホルン                                                       △グリンディ湖


△フルアルプ小屋                          △グリンディ湖の逆さマッターホルン              △フィンデルン村近くの草原は山野草が満開


△フィンデルン村                                                                △ツェルマットの街を山羊追いの家族

 実におしゃれな山小屋で、プチホテルと云っても好いのではないでしょうか。シャモニー、ザースフェー、ツェルマットと歩いて感じたことは、朝の交通
機関〔ゴンドラ等〕の始発時間が遅く、市内のホテルに泊まっていると一日の行程時間の制約を大幅に受けることになる。モルゲンロートや、アーベン
ドロートの素晴らしい景色も制約を受けて本当に見たいアングルで見ることが出来ないことが多い、当然、そうした機関の従業員の皆さんの労働条件
を確保するために現行の時間帯になっているのは理解できる。そのような我々の不便さを解消するためには山小屋に宿泊することが解決策になる。
 一日の行動時間を拡大することにも有効だ。星空を仰ぐことも可能だ。このFulalp小屋に泊まれば、絶景のマッターホルンのモルゲンロートを見るこ
とも出来る。次回以降、来ることが叶うならそんな手段も考えて見たいと思った。
 銘々にランチをオーダーした。お洒落な山小屋だった。此処に二泊くらいすればモルゲンロートも、星空も、人のいない逆さマッターホルンも撮れる
ね。オーベルロートホルンに登ることも出来、もうチョット季節が遅ければ名花エーデルワイスを探すことが出来る。一度は挑戦してみたい。日本の山
小屋もイメチェンしているようだが、こんな素敵な山小屋でなくても山小屋に泊まりたくなる。お皿も、ナイフセットも、ナプキン類も独自のお洒落なセッ
トになっている。お値段は少々張ったがなかなかのお料理だった。
 フィンデルン村までは緩やかな下りで、真っ正面にマッターホルンをズーッと眺めながら歩く贅沢な一日だ。再びステリー湖畔を歩いて最後の逆さマ
ッターホルンを堪能した。眼下に見えるグリンディ湖めがけて一気に下る。グリンディ湖まで下ると落葉松の林になる。ステリー湖やFlualp小屋から見
るマッターホルンは実にスマートに峙っているが、標高2,000mのグリンディ湖まで下ると心なしか寸詰まりになってきたように感じる。気のせいかな
?チョット傾斜が出てきた下り道を古民家群のフィンデルン村を目指す。ネズミ返しが特徴的な古民家群が現れた。高山植物と云えるかどうか?草原
に黄色の色鮮やかな花が群落している。我が軍の女性は花に滅茶弱で花が出てくるとメロメロだ。さすがにこちらの花の名前までは判らないようだ。
 それでも素直に草花の美しさを愉しんでいる。
 森林帯に入るとツェルマットは近い。大聖堂を見学、有名な墓地にも立ち寄った。マッターホルン初登頂のウインパーの墓はメインストリートの路面
に黄金色のプレートが埋め込まれていた。賑やかな鈴の音と共に山羊の群れがやってきた。山羊追いの家族なのかな?この最後の石畳が辛かった
。今日の一日は☆を付けるなら☆☆☆☆☆ファイブスターを進呈!




 平成28年 6月26日〔日〕
 ↓ ツェルマット・ブライトホルン4,165m&シュバルツゼー、ツムット村
 気まま山旅


△遠方左バイスホルン〔白い山〕、双耳峰ドーム、右ブライトホルン4,165m       △ブライトホルン山頂にて

 前日にガイド事務所に行き、打合せを行った。タートルチームであるので兎にも角にもゆっくり登って欲しい、出来るだけ休憩は45分ごとに取って欲
しい、ザースフェーと同じで職員の方はお愛想が好いのだがどうなることやら。天気は良さそうだった・・・。天気は確かに良かったがゴンドラ駅に行くと
スキー教室の子供達が大勢いた。私達のガイドさんもいた。一人は若くて元気が良さそうだ。もうお一人は私達よりもチョットお若いかな?簡単な挨拶
を済ませ、確認を済ませたが、風が強くてゴンドラが動いていないようだ。暫く待ったが・・・、中止と決まった。残念。明日はどうだろう?自分たちは都
合が付かないが事務所で確認を取って欲しい、とのことだった。アルプスウエイの事務所で確認を取るとナンとか今日のガイドさん達ではないが都合
が付くようだ。アルプスウエイのスタッフも明日はカメラマンを兼ねて同行してくれるようだ。有り難い。
 天気予報は良く、青空が拡がっているのだがチョット雲が流れてる。まあ、良い天気と思うしかない。アルプスウエイの北園さん、ガイドお二人も揃っ
た。お年寄りのガイドさんは昨日のガイドさんと同じだ。ユンクフラウヨッホとエギーユドミディ、そしてクライネマッターホルン〔ちっちゃなマッターホルン
〕は標高3,820mで、グレッシャーパラダイス〔氷河の楽園〕と改名したようだ。展望台に出るとマッターホルンはガスに隠れて見えないがこれから登
るブライトホルンは確りと青空の中に見えていた。空の青さは日本の青さと違う。
 今日の予定は、ブライトホルンを登り、その足でロープウエイでシュバルツゼーに行き、そこからフィンデル村と同じ古民家群のツムット村へと下るコ
ースだ。一番のロープウエイに乗ることが出来た。フーリー、トロッケネンステックと乗り継いでグレッシャーパラダイスに着いた。今日は良い天気では
あったが、5~7mの風が吹き、雲の流れが速く、ガスも湧き上がってきていて生憎、マッターホルンは見えなかった。ここから見えるマッターホルンは
殆ど東壁を見ることになるのであの端正なマッターホルンとは異なる。
 グレッシャーパラダイスの展望台からはブライトホルンがよく見えた。アラリンホルンから見えたブライトホルンは岸壁の山だったが、グレッシャーパ
ラダイスはその一番横の岸壁のほぼ終わった辺りにあり、そこから見えるブライトホルンはあの岸壁は裏方になっていて、至仏山、乗鞍岳、根子岳と
いった山岳スキーの山々によく似た大斜面が拡がっていた。まるで裏と表の違う山だった。取り付きまで500mくらいはほぼ真っ平らな雪原を行く。
 ガイドからアイゼンの装着とアンザイレンの指示が出た。早いチームと遅いチームの二組に分けるように指示があった。ウサギさんチームは、北田
、大畠、中村育、高橋富、これにアルプスウエイの大北さんが加わった。亀さんチームは大山、矢澤、齊田、本田の4名だ。
 クロスカンツリーやスノーシューで来ている人も多い。確かにスキーで降りると快適だろうな、と思ってしまう。成る程、アラリンホルンのガイドさんが
云ったVery x 3が理解できた。でも、取り付きからの傾斜はかなりキツく、かなり大きなジグザグを切って登っている。同じ易しい山であっても、こちら
は将に富士山並みの金魚のうんこ状態であった。この特徴のない山は私の一番苦手な山で、新雪に降られたり、霧に捲かれたり、視界がなくなってし
まうとトレースがないと大変なことになるのは間違いない。こういう山が易しいと云えるのは天気が良くて、トレースがはっきりしているときだけで、実際
は困難な山だと思っている。だからこそベテランでよく判っているガイドさんに本当に高いガイド料をお支払いして来て戴いている。Go!の合図で出発
。ウサギさんチームは速い!先行の他のパーティをジャンジャン追い抜いて行く。亀さんチームは必死に頑張り、他の皆さんと同じくらいのペースだ。
 アラリンホルンのクレバスの縁を覗き込んだり、パノラマがないのがチョット寂しい。傾斜が増してきた。一生懸命頑張ったが限界かな?遂に伝家の
宝刀「Give me 5minutes!」を抜いてしまった。ニコニコ笑いながらガイドが手を上げてOKして呉れた。風は冷たく、目出帽でカバーする。かなり冷え
込んでいるようだ。皆、頑張っている。何回か休憩を取って貰ったが、アルプス登山では、天候の悪化に対応するためにも、安全の根幹はスピードと
いう認識があって、日本のようにゆっくり思想はないようだ。それでもこうした大衆的な山では私達のような皆さんが多いので、こうして受け入れて呉れ
ている。
 ジグザク登山と先行パーティの皆さんが新雪を確り踏み固めて呉れたお陰で、足を前に出しているので少しずつではあったが進み、気がつけば山
頂が見えていた。高山病の本田さんも快調だった。ブライトホルンの山頂は富士山の山頂と同じで登山者で溢れかえっていた。何にも見えない山頂
で記念写真を撮った。湧いてくるガスと風に体温が下がる。長居は出来ず、直ぐに下山だった。夏山で目出帽を付けたのは初めてだ。
 厳しい寒さだったが無事に下山できた。ガイドと何度も握手を交わした。







   


 ガイドお二人は挨拶をすると早々にゴンドラに乗って降りていった。
 用具を整理し、ゴンドラに乗りながらこれからの予定を打ち合わせた。ゴンドラでトロッケネンステックまで降り、シュバルツゼー行きに乗り換える。
 シュバルツゼー〔黒い湖〕にはマリア像が建ち、湖畔には白亜のマリアチャペルが建立されてあった。小高い丘には矢野貞さんと桐生さんが泊まる
予定のホテルシュバルツゼーが立っていた。
  此処がマッターホルンの一般道?ヘルンリ尾根の登山口で見上げると山頂は霧で見えなかったが荒々しい岩稜が一気に天に伸びているのが判
った。よく見るとヘルンリ小屋が見えていた。
 Go!此処からは一気にツムット村まで下ることになる。地図では降りきったところで川沿いの判りやすい道になっているが・・・。どうも標識が少ない
。途中、道がスキーコースに合流したが、道らしい踏み跡も判然としない。踏み跡を探したがやっぱり判らない。やむなくスキーコースを下ることになる
のだが、スキーコースは意外と急坂だ。疑心暗鬼?自信のない状態でスキーコースをジャンジャン下る。地図と照らし合わせてもこのまま下ればツム
ット村上のダムに続く川沿いの林道に降りるはずだ。気持ちよく下っているときはあまり疲れを感じないが、景色もなく、不安な気持ちで下って行くの
は精神的にもかなり疲れが溜まる。それでも漸く、林道に飛び出した。皆ホッとした表情になった。林道に出さえすればもう、こっちのものだ。間違いは
なさそうだ。小さな沢が流れ落ちている。小休止して飲んでみると冷たくて美味しい。生き返ったような気持ちになる。左下はかなり大きな川で氷河の
溶けた水のようで乳白色だ。暫く下るとダムが見えてきた。するとご婦人お二人がダムを渡ってきた。Oh、これぞ地獄で仏だ!ツムット村を訊く。にっ
こり笑って「あっち、直ぐよ、15分くらいかしら」この一言で全員が生き返った。思わず足が速くなってしまう。草原が現れてきた。花が咲き乱れている。
まさしくこれは天国の花園に違いない!ツムット村が見えてきた。ツムット村はレストランや民芸品のお店で大賑わい、此処に立ち寄って祝杯を挙げ
たかったがもうひと頑張りでツェルマット、頑張るしかない。もう、迷うようなところはなかった。懐かしいツェルマットの大聖堂の尖塔が見えてきた。
 今回の山行、トレッキングで一番緊張しまくりでした。
 今日一日に☆を付与すると?シュバルツゼーからツムット村迄の一部、スキーコースを歩くことになり、これはキチッとした道があった筈で、道迷いを
したのは間違いなく、残念ながら☆☆☆☆フォースター・・・。


△美女には花が似合う!                     △ツムット村                             △花の小径を・・・、ロマンティックですね・・・


△ツムット村が一望                        △可愛らしい羊さんでした                       △


 平成28年 6月28日〔火〕 天気:快晴
 ↓ グロスシャイデック〔大峠〕1,961m~フィルスト2,168m
 気まま山旅


△アイガー東山稜と北壁                                                    △お花畠の野点

 前日のメンリヘン~クライネシャイデック〔小峠〕は生憎の曇天で、ユンクフラウヨッホは猛烈な風とガスで殆ど眺望がなかったが一転、今日は無風
快晴に恵まれ絶好のトレッキング&野点日和となった。
 一番のグロスシャイデック行きのポストバスに乗り、ベッターホルンと緑の草原を右に左にカーブを切りながら峠を目指した。アルプスの語源となっ
たアルプ〔牧草地〕が最も見事な地域で、お花畠も見事で楽しみだ。見慣れているアイガーの北壁とはひと味違った、日本山岳会の重鎮槇有恒氏が
初登頂したナイフリッジの連続するアイガー東山稜と標高差800mの大岸壁を擁するベッターホルンの景観を楽しみながらの一日だ。


△ポストバス〔郵便バス〕とグロスシャイデック        △ベッターホルン                              △                           


△                                   △グロスシャイデックの湿原地帯                    △お花畠とベッターホルン       


△結構なお点前で                      △懐紙に虎ちゃんが乗っていました                   △最高の締めくくりでした





△牧草地のトレッキングは愉しい                 △雪が溶けて川となって、谷を走り・・・              △いよいよこのトレッキングの終点も間近です

 今日も素晴らしい快晴だ。今回の山行は天気に最高に恵まれた。勿論、雨にも降られたし、強風にも晒された。でも肝心な時はこれ以上の天気は
望めないほどの天気に恵まれた。なんと云っても山では天気に恵まれることが一番!!!
 最初のトレッキングであったシャモニーの「プランドエギーユ~モンタンベールトレッキング」は降雪直後なので、雪に埋もれて道が判然とせず、新雪
とルートフィンディングに苦労し、ツェルマットの「シュバルツゼー~ツムット村トレッキング」は標識が少なくて間違ってはいないと思っても標識や目印が
なく自信が持てなかった不安、このコースにはそんな不安も苦労もなく、素晴らしい大展望と花花花・・・・・、傾斜も緩やかな登りで体力的にも楽ちん!
おまけにアルプスウエイのタフそうな白馬村出身でスキーの選手をしていたという素敵なお嬢さんの久田さんがカメラマンを兼ねて同行して呉れたのも
有り難かった。道ははっきりしているし、目的地もはっきりと見えているのでこれほど愉しいトレッキングコースはなかった。
 コースの1/3ほどのところにお花畠が拡がり、そこはトレッカーの皆さんが休憩するように大きな太い丸太が椅子代わりに置いてあり、まるで今日
の野点をするために設置された場のように思えてしまうところであった。茶道のお師匠さんがこんなにいたなんて!女性の嗜みなんでしょうか。素晴ら
しいアルプスの大パノラマと、花花花・・・、緑のアルプの中でこれ以上期待できない環境の中で、野趣溢れた野点を愉しませて戴き、唯々感謝。
 素晴らしいトレッキングコースであるにも関わらずそれほど多くのトレッカーが訪れていないのは有り難い。高橋富さんは裏千家、本田さんと大畠さ
んは表千家、齊田さんは?皆さんの表も裏もなく、素晴らしい“おもてなし”に感謝でした。“お手前”も途中で消えて〔食べて〕しまうことなくあの虎屋の
羊羹を出して下さった!自慢したくなってしまう。実に気持ちよく旅の最後を締めくくって呉れました。有難うございました。
 今日一日に☆を付与すると?無条件に☆☆☆☆☆ファイブスターを進呈!